ゲームレビュー
週末批評に本記事の改稿した記事を掲載いただいています。ぜひそちらをご覧ください。 加速する “JRPG” の到達点──『ファイナルファンタジー16』がそれでもムービーにこだわる理由|すみ | 週末批評 以下、元記事です。 2023年6月に『ファイナルファンタジー…
『ゴーストトリック』のリマスター作品が2023年6月30日に、Nintendo Switch/PS4/XBOX/Steamでリリースされる。元々は2010年にニンテンドーDSソフトとして発売された作品だ。私が今までプレイしたアドベンチャーゲーム*1の中で、最高と思う一本だ。 【ゴース…
2023年4月。『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が公開された。ネットの感想を見ていると時折「泣いてしまった」「涙が出てきた」という感想を見る。分かる。別に全然泣けるような映画ではないんだけど、そうなる。それは主に「ノスタルジー」という…
2022年12月にリリースされた『チェインドエコーズ(Chained Echoes)』。Steam/PS4/Switch/Xbox GamePassで遊ぶことができる2DのRPG作品だ。(日本語対応済み*1)。 スーファミからPS1時代の日本のRPGを彷彿とさせるビジュアル。その端正なイメージとは裏腹…
2018年に『キングダムカム・デリバランス(Kingdom Come: Deliverance)』という作品がPCでリリースされた。家庭用機版(PS4/XboxOne)も翌年の2019年に出ているので、今更話題にするにはリリースから随分と時間が経ってしまった作品でもある。2022年末のセ…
2022年10月に『ベヨネッタ3』が任天堂からリリースされた。ベヨネッタシリーズは大好きなアクションゲームだったが、最新作の『3』は信じられないほど夢中になれない作品だった。しかし、楽しんでいる人も多い。ネットでの評判を見るに、本作のストーリーに…
【2022/11/30 追記】コンソール版のアップデートについては、記事の最後に記載していきます。 2022年9月にPlaystaion5, Xbox Series X/Sで『クルセーダーキングス3 Crusader Kings III(以下CK3)』がリリースされた。PCゲームパスに加入しているのでPCなら…
2022年8月。『ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット』日本語版がリリースされた。海外でリリースされた時の情熱的とも言える絶賛レビューを数多く目にしていたため、この作品が日本語化されると聞いた時にはとても嬉しかった。実際、日本語版をプレイし…
2022年7月にNintendo Switchで発売された『ゼノブレイド3』。シリーズ三作目であり、海外での評判も悪くない。メタクリティックスでは89点という意外な高得点をマークしている(2022年8月15日現在)。 Xenoblade Chronicles 3 for Switch Reviews - Metacrit…
2020年にPCでリリースされた『Before we leave(ビフォア ウィーリーブ)』。昨年から、今年にかけてコンソール版も配信されるようになった。そして2022年8月には、海外でSwitch版が発売されるようだ。私はPS5の日本語版をプレイしている。(補記2022/08/02 …
2019年にリリースされた『AI : ソムニウムファイル』。発売から随分時間も経ち、今更ながらクリアしたのだが、率直に感じたのは「キツイな」ということだった。このことはネットをはじめ、本作への評価で多く言われる「下ネタやギャグが寒い」こととも、もち…
2022年4月に発売された『Nintendo Switch Sports(以下、Switch スポーツ)』をゴールデンウィークに家族で楽しんだ。 『Wiiスポーツ』の不思議な魅力 『Switch スポーツ』は、かつて『Wiiスポーツ(Wii Sports)』(2006)を夢中で遊んだことを思い出す楽し…
本稿に素晴らしい編集を施していただいた記事が、『週末批評』という批評サイトに載っています。ぜひそちらを読んでいただければと思います。 『ダークソウル』はなぜ「不親切」なのか?──パターナリズムにあらがう「私の物語」の復興 | 週末批評 週末批評 |…
YouTubeなどで話題になったジグソーパズル『The Sunny City』。今回、最後まで遊んでみたので、その簡単な感想を書いてみたい。しかしネタバレはできる限りしたくない。普段、映画でもビデオゲームでも、ネタバレに対して私自身は結構ユルい。ゲームのレビュ…
2020年11月にニンテンドー スイッチでもリリースされた『In Other Waters(イン・アザー・ウォーターズ)』。開発はJump Over the Ageという開発スタジオだが、メンバーはロンドンに住むGareth Damian Martinという1人だけの開発者のスタジオのようだ。販売…
『バイオハザード ヴィレッジ(以下、バイオ8)』は2021年4月に発売されたバイオハザードシリーズ本編の流れを汲む作品だ。"VILLAGE"の先頭4文字"VILL"をローマ数字のⅧに見立てており、本編としては8作目になる。またタイトルにある通り、一つの村を中心に物…
『It takes two』は、2021年最高の1本になりうる作品だ。1人では遊べない。もちろんコントローラー2個を器用に1人で扱うことができれば、プレイ可能かもしれないが、そんな虚しさ200%の遊びをする人は少ないだろう。 このゲーム、とにかくよくできている。ま…
2021年4月に発売された『リターナル(Returnal)』。PS5専用ソフトであるため、そこまで本数が出ているわけではないだろうが、概ね高評価を獲得している新規IPタイトルだ。30時間ほどでクリアしたが、とても面白いタイトルだった。私はこれまでローグライク…
イチャラブRPGとして話題になった『HAVEN』。2人の主人公のあまりのイチャイチャぶりに精神的なダメージを喰らった人も多いと思う。とにかく最初から最後までこのカップルはイチャイチャし続ける。しかしこのどうしようもなくバカっぽい物語はとても素晴らし…
2019年にリリースされたガチョウが主人公のゲーム『Untitled Goose Game〜いたずらガチョウがやって来た!〜』は、かなり独特の雰囲気をまとっている。 日本語タイトルの副題にある通り、ガチョウが色んなイタズラをして、街の人たちを困らせる、というコン…
2020年9月に日本語版がPS4で発売された『スノーランナー(SnowRunner)』。どういうゲームか一言で表現するならば「荷物を運ぶトラックシミュレーター」だ。荷物を運ぶために走る道路は、日常で見るような舗装された道路とは限らない。獣道のようなわずかに…
2020年9月に発売された『トニー・ホーク プロ・スケーター 1+2 (Tony hawk's Pro Skater 1+2 )』。私はPS2で発売された『3』以来のプレイで、ほとんど操作を忘れていたため、最初、よく分からずに苦労した。同じような悩みを抱えている購入者もいると思う…
歳を取ると涙腺が緩みやすくなるというのは、やはりあって、別に全然泣けるような状況でもないのに、無性に泣けてしまうということがある。 少年時代をゲームで過ごし、ゲームと共に育ってきた僕たちの世代は、ゲームの軽薄さというものを世間からの視線によ…
2013年に発売された『ラスト・オブ・アス(The Last of Us)』(以下、ラスアス)は、ゲーム史に何十年も残る傑作ゲームだ。そろそろ『Part 2』が発売されるこの時期に、どうしても書き残しておきたいと思い、この記事を書くことにした。本稿はネタバレ全開…
2020年6月5日に発売された『世界のアソビ大全51』。このソフトは、非常に満足度の高いものだった。最初は「クラシックなゲームのミニゲーム集なんて、今更なぁ」と思っていた。しかし実際遊んでみると、ついつい楽しくなってしまう。こんなシンプルな商品構…
2019年。ヴァニラウェア制作。主人公が13人もいるアドベンチャーゲームと聞いては、その手の群像劇的なゲームが大好きな自分としてはプレイしないわけにはいかなかった。クリアして、アーカイブを読み倒す楽しさを十分に堪能したので、元は取ったなと思う。…
『ゼルダ無双』も『FE無双(ファイアーエムブレム 無双)』も、どちらの作品も、それなりに良くできているとは思う。しかし両作品ともに、敵の湧き方がとても気に入らない。同じような感想を持つ人もいるだろうと思うので、書き記しておきたい。 昔の真・三…
2019年リリース。小島秀夫監督作品。『デス ストランディング』(以下、デススト)は、今年、発売前に最も注目されたゲームだろう。何が面白いのか分からない訳ではないのに、なかなかその魅力を言葉にする事が難しい。そんな不思議な作品であるが、個人的に…
2019年。ニンテンドースイッチで発売された『アストラルチェイン』。素晴らしいアクションゲームだった。「拮抗」難易度で一通りクリアしたが、そこまで難しくなかったため、多少のガチャプレイでも進めることができて非常に気持ちよく遊べた。発売前は『ニ…
初めてファイアーエムブレムをクリアできた*1。2019年に発売されたシリーズ最新作『ファイアーエムブレム 風花雪月』。面白かったかと問われれば、正直そこまで面白かったわけではない。期待したほどストーリーも会話テキストも楽しめなかった。メタスコアな…