2022年2月24日(木)。レビューが解禁され、明日発売を迎える『エルデンリング』が歴史的な傑作と肩を並べる高得点を獲得している。そして、現実世界の世界的なニュースとして、ロシアが明確なウクライナへの侵攻を行ったことが報じられている。
この2つには何の関係もつながりもない。あまりにも卑小すぎるものと、あまりにも大きな出来事がゲーマーの中では同一の時間に生じている。そして何が大きなことで何が小さなことなのか、それを明確に決定するような言葉を言いたくないような気持ちになっている。しかし、これは、虚しいとか悲しいとか辛いということでは、幸いにしてない(日本は今のところ幸運にも戦場になっていないから)。ただただ、羞恥に近いような、諦めのような、傲慢のような、見たくないものを見ないようにしているような、奇妙な感覚を味わっている。ただ『エルデンリング』が戦争というものと時間を同一にしていたことは、なんとなく覚えておきたいような気がした。理由はわからない。日記として、つい残してしまった。